一文で答えると

2026/27 EPLのKMIパネルは、主要な試合場面における主審のオンフィールド判定とVAR介入を別々の基準で検証し、その結果をプレミアリーグのウェブサイトと公式アプリで毎週公開する、5人構成の独立パネルです。

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Martin Atkinson · Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0 · Egghead06

初めて公開されたMatch Round 1の結果では、21件のReferee KMIが検証され、パネルはオンフィールド判定の90%を正確と評価しました。VAR介入後の判定は100%正確と評価され、2件のVARレビューはいずれも正しい判定変更と判断されました。

背景:2026/27シーズンから毎週公開

KMIパネルは2022/23シーズンに導入されました。検証対象は、ペナルティーキック、退場、オフサイド、ゴール判定など、試合の流れや結果に影響を与える可能性のある主要場面です。試合中の確認と試合後の分析を経て、プレミアリーグとPro Refが事前に定めた基準に基づき、検証対象のリストを共同で確定します。

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2026/27シーズンからは、このパネルの結果が毎週ウェブサイトと公式アプリに掲載されます。ただし、結果はパネル会議終了から1週間後に公開されるため、直近の試合ラウンドと公開済みのKMI結果の間には時間差が生じる場合があります。

週次結果は、試合直後の即時判定記録ではなく、事後検証とパネル会議を経た評価です。

基本概念:5人のパネルと2段階の投票

KMIパネルは、プレミアリーグの代表1人、Pro Refの代表1人、元選手または元コーチ3人で構成される、5人の独立パネルです。パネルはまず、主審のオンフィールド判定が正しかったかを投票します。主審の判定が誤っていたと判断した場合は、2回目の判断を行います。その場面がVAR介入の基準である「明白かつ明らかな誤り」に該当するかを、改めて評価する仕組みです。

この構造により、オンフィールド判定の評価とVAR介入の評価は異なる結果になる場合があります。プレミアリーグのVAR基準でも、証拠上、明白かつ明らかな誤りでない限り、主審の最初の判定は維持されます。したがって、パネルが主審の最初の判定を不正確と評価したという事実だけで、VARが必ず介入すべきだったと解釈することはできません。

第1ラウンドで確認された事例

ブライトン対アストン・ヴィラ戦のMcGinnによるOsmanへのチャレンジで、ペナルティーキックが与えられなかったオンフィールド判定は、4対1で不正確と評価されました。しかし同じ場面について、VARが介入しなかったことは明白かつ明らかな誤りではないという判断は、3対2でした。

同じ試合で、Gomesの暴力的行為に退場が与えられなかったオンフィールド判定は、0対5で不正確と評価されました。この場面でのVARによる退場介入は、5対0で正確と判断されました。

マンチェスター・シティ対ボーンマス戦では、Gvardiolのオフサイドにより取り消されたゴールについて、オンフィールド判定が不正確と評価されました。一方、VARによるゴール認定への介入は、5対0で正確と評価されました。

これらの事例は、KMI結果を読む際に、次の2つの問いを分ける必要があることを示しています。

  1. 主審がピッチ上で下した最初の判定は正確だったか?
  2. VARが介入した、または介入しなかった判断は基準に沿っていたか?

現在の意味:「誤審リスト」より判定基準に注目

Match Round 1のオンフィールド判定の正確性90%と、VAR介入後の正確性100%は、異なる評価領域の数値です。2つの数字を1つの審判・VARの誤り率として合算したり、KMIパネルの多数意見を直ちに絶対的な判定と受け取ったりしてはいけません。

KMIパネルの役割は、主要な判定を独立して検証し、その判断根拠を公開することです。実際の試合場面に対するオンフィールド評価とVAR介入評価は、投票手続きと基準が異なるため、同じ場面でも「最初の判定は不正確だったが、VARが介入しなかったことは基準上許容される」という結論になる場合があります。

BBC SportもKMIパネルを、各マッチラウンドの主要判定を評価する5人の独立機関と説明し、過去の結果をもとにVARおよび審判の誤りに関する統計を報じています。こうした資料を併せて見る場合も、まず個々の数値が何を対象に、どの基準で評価されたものかを確認することが重要です。

確認ポイント:毎週公開される公式結果の読み方

週次のKMI結果を確認する際は、まずプレミアリーグ公式ウェブサイトまたは公式アプリで該当する投稿を探します。Match Round 1のように判定一覧全体が添付されている場合は、PDFで試合ごとの場面、オンフィールド投票、VAR介入の有無、パネルのコメントを併せて確認できます。

確認する順序は次のとおりです。

  • 対象となっているMatch Roundを確認します。
  • Referee KMIの総件数と、オンフィールド判定の正確性を示す数値を分けて見ます。
  • VARレビューの件数と、VAR介入後の判定の正確性を区別します。
  • 関心のある場面について、オンフィールド投票とVAR介入投票をそれぞれ確認します。
  • 掲載時点がパネル会議の1週間後であることを考慮し、最新ラウンドとの時間差を確認します。

結局のところ、KMIパネルの結果は「誰が間違えたのか」を単純に確定するリストというより、主審の最初の判定とVAR介入の基準を分けて示す検証記録に近いものです。2026/27シーズンから公開される週次投稿と添付PDFを併せて読めば、プレミアリーグの判定論争を、公式の評価基準と実際の事例に照らして確認できます。