Nomaが2026年8月5日、コペンハーゲンで営業を再開した。ただし、今回の再開は単なる営業再開ではない。創業者のルネ・レゼピが日常業務から退き、内部で成長してきたリーダーたちが厨房、研究開発、経営を分担する新体制が始まった。
レゼピの役割はどう変わったのか
レゼピはNomaを完全に離れたわけではなく、クリエイティブディレクターを務める。日常的なレストラン運営の中心からは退く一方、創造面の方向性を担う体制だ。
Nomaが発表した新たな運営チームは次のとおり。
- パブロ・ソト:Executive Head Chef
- メッテ・ブリンク・ソーバー:Head of R&D
- アニカ・デ・ラス・ヘラス:CEO
パブロ・ソトは、2017年にNomaでインターンとして働き始めた後、Noma Mexicoを経験し、2023年からNomaの厨房責任者を務めてきたと報じられている。今回の変化は、創業者中心の日常運営から、Noma内部出身のリーダーたちが現場、研究開発、経営を分担する体制への移行と見ることができる。
重要なのは創業者が去ったことではなく、Nomaの日常運営の担い手が変わった点にある。
3シーズンから12シーズンへ
Nomaは、従来の3シーズンを中心とした運営方式から離れ、毎月独自の表現を提供する12シーズン制へ移行すると発表した。訪れる時期によってメニュー体験が変わる仕組みが、今回の大きな変化として示されている。
Nomaは2026年1月にコペンハーゲン店を閉店し、ロサンゼルスでポップアップを開催した後、コペンハーゲンに戻った。今回の再開は、その復帰であると同時に、新たな運営モデルの出発点でもある。
再開したが、2026年のミシュランガイドには掲載されず
Nomaは2026年のミシュランガイドに掲載されない。APは、2026年の営業期間がガイドの要件を満たすほど長くなかったとの説明を伝えている。これは2026年のガイドに関する事実であり、将来の再掲載や星の status を予測する根拠にまで広げて解釈してはならない。
予約と価格の情報も、時点を確認する必要がある。APの2026年7月29日付の報道によると、再開後最初の3か月は10月末までほぼ予約で埋まっており、1人分のメニュー料金は4,500デンマーク・クローネ、ワインペアリングは追加で2,000デンマーク・クローネだった。予約状況は変動する可能性があるため、訪問を計画する場合は最新の予約ページを別途確認する必要がある。
今回の変化に関連して、レゼピの過去の従業員への対応をめぐる問題は、APが元従業員の主張として報じた事案である。したがって、これを確定した法的事実や有罪判断のように表現することはできない。
出典
- [Noma公式サイト — Copenhagen Season 2026](https://noma.dk/da/hjem/)(2026年8月31日確認)
- [AP — Copenhagen’s famed Noma restaurant to reopen without founder Redzepi at helm](https://www.ap.org/news-highlights/spotlights/2026/copenhagens-famed-noma-restaurant-to-reopen-without-founder-redzepi-at-helm/)(2026年7月29日報道、2026年8月31日確認)
- [EL PAÍS México — パブロ・ソトへのインタビュー](https://elpais.com/mexico/2026-06-22/pablo-soto-nuevo-chef-ejecutivo-de-noma-llevo-tantos-anos-aqui-que-siento-que-este-lugar-es-mio.html)(2026年6月22日報道、2026年8月31日確認)