2026年の総合不動産税改正案をめぐり、「総合不動産税が廃止されるのではないか」という関心が高まっています。しかし、確認済みの資料から分かる結論は異なります。政府が発表したのは、総合不動産税の基礎控除・公正市場価格比率・税率体系などを変更する改正案であり、2026年8月31日時点で確定・施行された法律ではありません。

現在施行されている総合不動産税の基準

現行の国税庁案内によると、総合不動産税の課税基準日は毎年6月1日で、納付期間は毎年12月1日から12月15日までです。

財政経済部公式動画 · [現場] 2026年税制改正案発表:不動産税制の改編から若者支援までYouTubeで元動画を見る

住宅分の基礎控除は、一般納税者が9億ウォン、1世帯1住宅保有者が12億ウォンと案内されています。法人の基礎控除は0ウォンで、公正市場価格比率は60%です。現行税率は、2住宅以下と3住宅以上を区分し、課税標準の区分ごとの最高税率はそれぞれ2.7%と5.0%です。

まず確認すべきなのは、「現在適用されている基準」と「政府が提案した変更案」を混同しないことです。

2026年税制改正案で変わる内容

政府案には、1世帯1住宅保有者について、居住の有無に応じて基礎控除を異なる形で調整する内容が盛り込まれています。居住用の1住宅保有者は、基礎控除が12億ウォンから14億ウォンに、非居住の1住宅保有者は12億ウォンから9億ウォンに調整される予定です。

公正市場価格比率と税率も段階的に変更される仕組みです。

項目現行の国税庁案内2026年税制改正案
居住用1住宅の基礎控除12億ウォン14億ウォンを提案
非居住1住宅の基礎控除12億ウォン9億ウォンを提案
公正市場価格比率60%2027年70%、一部対象は2028年80%を提案
税率体系住宅数に応じて2住宅以下・3住宅以上を区分2027年は1・2住宅保有者を0.5~3.5%、2028年からは住宅価格を基準とする0.5~5.0%の単一体系を提案

改正案によると、住宅分の公正市場価格比率は2027年に70%へ引き上げられ、3住宅以上の保有者や調整対象地域の住宅保有者などは、2028年に80%まで引き上げられる内容が示されています。税率は、2027年に1・2住宅保有者について0.5~3.5%へ調整し、2028年からは住宅数ではなく住宅価格を基準とする0.5~5.0%の単一体系に一本化する案です。

確定した法律かどうかを必ず確認すべき理由

政府の総合不動産税改正案は2026年8月3日に発表され、政府の立法予告資料には、基礎控除・公正市場価格比率・税率・税額控除・税負担上限などの改正内容が盛り込まれています。しかし、2026年8月31日時点では、立法予告と国会提出の手続きを進めている政府案であることが確認されています。

したがって、現時点で「改正案がすでに施行された」あるいは「すべての住宅保有者の税金が上がる」と断定するのは困難です。実際の税額は、住宅数、公示価格、住宅の種類、名義と持分、保有・居住期間、地域および特例の適用有無によって異なる可能性があります。

取得税・総合不動産税・譲渡所得税・贈与税・相続税は、課税対象と目的がそれぞれ異なり、すべての住宅保有者に同時に課される税目でもありません。改正案による個人別の税額や節税の判断については、最新の法令と個別の条件を併せて確認する必要があります。

確認した出典

  • [国税庁「気になる総合不動産税法」](https://d.nts.go.kr/nts/cm/cntnts/cntntsView.do?cntntsId=7739&mi=40401) — 2026年8月31日確認
  • [大韓民国政策ブリーフィング「公正課税のための租税改革、総合不動産税の改編」](https://www.korea.kr/news/policyNewsView.do?newsId=148970184) — 2026年8月31日確認
  • [財政経済部「2026年税制改正案」](https://mofe.go.kr/nw/mosfnw/detailInfograpView.do?menuNo=4040500&searchNttId1=MOSF_000000000078819) — 2026年8月31日確認
  • [国民参加立法センター「総合不動産税法一部改正法律案の立法予告」](https://opinion.lawmaking.go.kr/lmSts/govLm/2000000329538/detailRP) — 2026年8月31日確認
  • [国家法令情報センター「総合不動産税法」](https://www.law.go.kr/lsInfoP.do?joNo=000300&lsId=009873) — 2026年8月31日確認
  • [聯合ニュース関連報道](https://www.yna.co.kr/view/AKR20260803075300002?section=economy/all) — 2026年8月31日確認
  • [韓国経済関連報道](https://www.hankyung.com/article/2026082884616) — 2026年8月31日確認